コラム

 公開日: 2015-12-13 

『血液・造血器疾患』難治性貧血群について

社会保険労務士の湯澤と申します。

『血液・造血器疾患による障害』は、

①難治性貧血群(再生不良性貧血、溶血性貧血等)

②出血傾向群(血小板減少性紫斑病、凝固因子欠乏症等)

③造血器腫瘍群(白血病、悪性リンパ腫等)

について、各等級に該当すると認められるものが一部例示されています。

今回は、①難治性貧血群(再生不良性貧血、溶血性貧血等)について見ていきたいと思います。

下記の認定基準をご確認ください。

【A表】臨床所見
【Ⅰ欄】
①治療により貧血改善はやや認められるが、なお高度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの。

②輸血を頻繁に必要とするもの。

【Ⅱ欄】
①治療により貧血改善はやや認められるが、なお中度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの。

②輸血を時々必要とするもの。

【Ⅲ欄】
①治療により貧血改善は少し認められるが、なお軽度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの。

②輸血を必要に応じて行うもの。

【B表】検査所見
【Ⅰ欄】
①末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴ヘモグロビン濃度が7.0g/㎗未満のもの
⑵赤血球数が200万/μℓ未満のもの

②末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴白血球数が1000/μℓ未満のもの
⑵顆粒球数が500/μℓ未満のもの

③末梢血液中の血小板数が2万/μℓ未満のもの

④骨髄像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴有核細胞が2万/μℓ未満のもの
⑵巨核球数が15/μℓ未満のもの
⑶リンパ球が60%以上のもの
⑷赤芽球が5%未満のもの

【Ⅱ欄】
①末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴ヘモグロビン濃度が7.0g/㎗以上9.0g/㎗未満のもの
⑵赤血球数が200万/μℓ以上300万/μℓ未満のもの

②末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴白血球数が1000/μℓ以上2000/μℓ未満のもの
⑵顆粒球数が500/μℓ以上1000/μℓ未満のもの

③末梢血液中の血小板数が2万/μℓ以上5万/μℓ未満のもの

④骨髄像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴有核細胞が2万/μℓ以上5万/μℓ未満のもの
⑵巨核球数が15/μℓ以上30/μℓ未満のもの
⑶リンパ球が40%以上60%未満のもの
⑷赤芽球が5%以上10%未満のもの

【Ⅲ欄】
①末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴ヘモグロビン濃度が9.0g/㎗以上10.0g/㎗未満のもの
⑵赤血球数が300万/μℓ以上350万/μℓ未満のもの

②末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴白血球数が2000/μℓ以上4000/μℓ未満のもの
⑵顆粒球数が1000/μℓ以上2000/μℓ未満のもの

③末梢血液中の血小板数が5万/μℓ以上10万/μℓ未満のもの

④骨髄像で、次のいずれかに該当するもの。
⑴有核細胞が5万/μℓ以上10万/μℓ未満のもの
⑵巨核球数が30/μℓ以上50/μℓ未満のもの
⑶リンパ球が20%以上40%未満のもの
⑷赤芽球が10%以上15%未満のもの

【一般状態区分表】

ア 無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの。

イ 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。例えば、軽い家事、事務など。

ウ 歩行や身のまわりのことはできるが、時には少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの。

エ 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの。

オ 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの。

【1級】
A表Ⅰ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、かつ、B表Ⅰ欄に掲げる①から④までのうち、3つ以上に該当するもの(ただし、溶血性貧血の場合は、A表Ⅰ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表Ⅰ欄の①に該当するもの)で、かつ、一般状態区分表の『オ』に該当するもの。

【2級】
A表Ⅱ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、かつ、B表Ⅱ欄に掲げる①から④までのうち、3つ以上に該当するもの(ただし、溶血性貧血の場合は、A表Ⅱ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表Ⅱ欄の①に該当するもの)で、かつ、一般状態区分表の『エ』又は『ウ』に該当するもの。

【3級】
A表Ⅲ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、かつ、B表Ⅲ欄に掲げる①から④までのうち、3つ以上に該当するもの(ただし、溶血性貧血の場合は、A表Ⅲ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表Ⅲ欄の①に該当するもの)で、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『イ』に該当するもの。

この記事を書いたプロ

サポート 障害年金相談室

社会保険労務士 湯澤裕至

埼玉県鴻巣市本町2-2-3 305 フラット九田 [地図]
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