コラム

 公開日: 2015-12-09 

『心疾患による障害』各等級の例示

社会保険労務士の湯澤と申します。

今回は『心疾患による障害』について下記の疾患別に各等級に相当すると認められるものを一部例示したいと思います。

①弁疾患
②心筋疾患
③虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
④難治性不整脈
⑤大動脈疾患
⑥先天性心疾患

前回の記事と合わせてお読みください。

①弁疾患
【1級】
病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA 心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表『オ』に該当するもの。

【2級】
❶人工弁を装着術後、6カ月以上経過しているが、なお病状をあらわす臨床所見が5つ以上、かつ、異常検査所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表『ウ』又は『エ』に該当するもの。

❷異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち2つ以上の所見、かつ、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

【3級】
❶人工弁を装着したもの。

❷異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち1つ以上の所見、かつ、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの

②心筋疾患
【1級】
病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA 心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表『オ』に該当するもの。

【2級】
❶異常検査所見のFに加えて、かつ、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

❷異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち2つ以上の所見及び心不全の病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

【3級】
❶EF値が50%以下を示し、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

❷異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち1つ以上の所見及び心不全の病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

③虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
【1級】
病状(障害)が重篤で安静時においても、常時心不全あるいは狭心症状を有し、かつ、一般状態区分表『オ』に該当するもの。

【2級】
異常検査所見が2つ以上、かつ、軽労作で心不全あるいは狭心症などの症状をあらわし、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

【3級】
異常検査所見が1つ以上、かつ、心不全あるいは狭心症などの症状が1つ以上あるもので、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

④難治性不整脈
【1級】
病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA 心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表『オ』に該当するもの。

【2級】
❶異常検査所見のEがあり、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

❷異常検査所見のA、B、C、D、F、Gのうち2つ以上の所見及び病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

【3級】
❶ペースメーカー、ICDを装着したもの。

❷異常検査所見のA、B、C、D、F、Gのうち1つ以上の所見及び病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

⑤大動脈疾患
【3級】
❶胸部大動脈解離(Stanford分類 A型・B型)や胸部大動脈瘤により、人工血管を挿入し、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

❷胸部大動脈解離や胸部大動脈瘤に、難治性の高血圧を合併したもの。

⑥先天性心疾患
【1級】
病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA 心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表『オ』に該当するもの。

【2級】
❶異常検査所見が2つ以上及び病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

❷Eisenmenger化(手術不可能な逆流状況が発生)を起こしているもので、かつ、一般状態区分表の『ウ』又は『エ』に該当するもの。

【3級】
❶異常検査所見のC、D、Eのうち1つ以上の所見及び病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

❷肺体血流比1.5以上の左右短絡、平均肺動脈収縮期圧50㎜Hg以上のもので、かつ、一般状態区分表の『イ』又は『ウ』に該当するもの。

この記事を書いたプロ

サポート 障害年金相談室

社会保険労務士 湯澤裕至

埼玉県鴻巣市本町2-2-3 305 フラット九田 [地図]
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