コラム

 公開日: 2015-10-19  最終更新日: 2015-10-29

『統合失調症』『気分(感情)障害』について

社会保険労務士の湯澤と申します。

今回から『精神の障害』について見ていきたいと思います。

現代社会はストレスが多いのか、精神疾患で障害年金の請求に来られる方が大変多いのです。

『精神の障害』は、
❶統合失調症、統合失調症型障害又は妄想性障害
❷気分(感情)障害
❸症状性を含む器質性精神障害
❹てんかん
❺知的障害
❻発達障害
に区分しています。

❶統合失調症、統合失調症型障害又は妄想性障害

【1級】
統合失調症によるものにあっては、高度の残遺状態又は高度の病状があるため、高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの。

【2級】
統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があるため、人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、日常生活が著しい制限を受けるもの。

【3級】
統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があるため、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限を受けるもの。

❷気分(感情)障害

【1級】
気分(感情)障害によるものにあっては、高度の気分、意欲、行動障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返すため、常時の援助が必要なもの。

【2級】
気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲、行動障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返すため、日常生活が著しい制限を受けるもの。

【3級】
気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲、行動障害及び思考障害の病相期があり、病状は著しくないが、かつ、これが持続したり又は繰り返すし、労働が制限を受けるもの。

これを見ましても、ご自分の障害がどれに該当するのか判断し兼ねるのではないかと思います。

私達、社会保険労務士も同じです。

この基準では、認定に地域差出るのもうなずけますね。

これをある程度判断できる様になる予定です。

次回、ご紹介したいと思います。

では、認定基準の続きです。

『統合失調症』は、罹患後数年ないし十数年の経過中に症状の好転を見ることもあり、また、その反面急激に憎悪し、その状態を維持することもある。

したがって、発病からの療養及び症状の経過を十分考慮する、とあります。

『気分(感情)障害』は、本来、症状の著明な時期と症状の消失する時期を繰り返すものです。

したがって、現在の症状のみによって認定することは不十分であり、症状の経過及びそれによる日常生活活動等の状態を十分考慮する、とあります。

また、現に仕事をしている者については、労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものとは捉えず、その療養状況を考慮するとともに、仕事の種類、内容、就労状況、職場で受けている援助の内容、他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認した上で日常生活能力を判断する、とあります。

認定するにあたって、診断書を提出します。

障害年金独自の診断書があります。

診断書は、何年何月何日時点の症状が記載されます。

その時、たまたま好転していたから障害年金は受けられません、という訳ではありません。

また、仕事ができるくらいなら障害年金は受けられません、という訳でもありません。

次回も『精神の障害』のつづきをお伝えしたいと思います。

この記事を書いたプロ

サポート 障害年金相談室

社会保険労務士 湯澤裕至

埼玉県鴻巣市本町2-2-3 305 フラット九田 [地図]
TEL:090-8432-5603

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