コラム

 公開日: 2015-01-13  最終更新日: 2015-02-10

「住まいを守れ!」防犯診断と有効な対策

侵入者2

まずは、知ることが大切

空き巣や忍び込みなど住宅に侵入する泥棒や軒先の自動車やバイク・自転車を狙う泥棒が後を絶ちません。
防犯対策と言っても、何をどうしたら良いのか悩んでしまい、諦めていないでしょうか。あれもこれもと一度に考えても答えはありません。住宅に侵入する泥棒と軒先の自動車内を荒らす泥棒、バイクや自転車を乗って行ってしまう泥棒では明らかに違い、それぞれの対策を講じるためには、手間とそれなりのお金が必要になります。
しかし、泥棒には共通点(最大公約数)があり、その共通点を抑えることであれもこれもと悩む必要もなくなります。では、泥棒の共通点とはなんでしょうか。「捕まりたくない」と言う思いです。つまり、盗んだら「捕まる」という印象与える対策がもっとも有効な対策になります。盗まれないように守りを強化することはイタチゴッコですが、「捕まるゾ!」とアピールすることは、犯罪の発生を抑止する不変なものです。そして、ちょっとした工夫や手間で「捕まりたくない泥棒」に犯行を諦めさせることが可能です。

ドアや窓の強化は最後の手段

住まいに防犯対策を施す場合、まずすべきことは、住まいの現状を知ることです。そして、泥棒(犯罪者)の心理をシンプルに考え、嫌がる環境を整え、補完措置として最後にドアや窓の強化を行います。
つまり、泥棒の好む(捕まらない)環境では、ドアや窓の強化もムダになってしまう事があるからです。泥棒の侵入(破壊など)に掛ける時間は、5~10分程度です。しかし、ドアや窓が死角になっていたり、ご近所の感心が低かったり、めったに人通りが無いなど「捕まらない」と感じさせる環境では、侵入行為の時間も伸び、より強固な守りが必要になります。大切な住まいを守るためには、敵(泥棒)を知ることが肝心です。

住まいの防犯対策では、一般的に鍵やカメラなど道具に頼った対策が論じられます。鍵は、ピッキングなど特殊技術を駆使しても開かず、破壊にも強い商品が求められます。防犯カメラでは、設置そのものが威嚇となり、防犯効果が期待されています。では、泥棒にとってはどうでしょうか。強固な鍵を取付けても、ドアや窓が脆弱であれば、ドアや窓を壊します。防犯カメラは通報をしませんので、欲求の強い泥棒や犯罪を軽んじる泥棒には、効果が期待できないのが現代社会です。では、どのような対策が有効なのでしょうか。今日から出来る防犯対策をご紹介します。

①ご近所さんや顔見知りとの挨拶。(住まいの周辺では、知らない人への挨拶が最も有効)
②敷地周辺や道路、ゴミ集積所などの美化に努める。(収集日以外ゴミを放置しない、日常の掃き掃除など)
③敷地に侵入しにくくする工夫。(塀や植栽などで境界線を明確にする、インターホンを敷地外に設置するなど)
④ドアや窓に近づきにくくする工夫。(踏み石を複雑に配置する、砂利を敷くなど)
⑤ドアや窓の強化は、一目で気づくように施す。(補助錠の設置など)

泥棒が嫌うのは「捕まる」ことです。上記のような維持管理が整い、コミュニティが促された地域では、隣人の目が「通報する防犯カメラ」と感じられ、犯罪の発生率が劇的に低下した例が、数えきれないほどあります。

専門家のアドバイス

住まいの現状を知る手段として、防犯の専門家に聞くという方法があり、最も近道です。専門家は豊富な知識と経験を有し、常に客観的な視線を意識しています。お世辞や社交辞令などウソが無いのが特徴です。時に、ダメ出しや批判として受け止められがちになりますが、相談者の「安全と安心」を第一に考える姿勢であることをご理解ください。また、被害に遭遇した瞬間の対処方法や事後の対応まで、相談者に合わせたアドバイスができるのも専門家の特徴です。

住まいの防犯対策に「これでおしまい」ということはありません。泥棒が嫌う地域の「維持管理」や「コミュニティ」は、継続することが最も重要で、続けば続くほど効果が上がり、安全に対する備えになります。そして、住まいの弱点や敵(泥棒)を知ることは、心にゆとりをもたらし、安心に繋がります。
住まいの安全は「備え」から、安心は「知識(知る)」から得られます。

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