コラム

 公開日: 2015-09-27 

リーダーシップを発揮する為に必要なことは?~進むべき方向を示す~

順に落とし込まれる「進むべき方向」

組織におけるリーダーシップには、「進むべき方向を示す」「進むべき方向を浸透させる」「メンバーを動機づける」という大きく3つの役割があります。

今回のコラムではその中の「進むべき方向を示す」ということについて、具体的にどのようなことなのか解説したいと思います。

まず組織における「進むべき方向」とは何でしょうか。
会社全体で考えれば、経営の方針やビジョンが挙げられます。こうした大きな「進むべき方向」に基づいて、さらに経営陣・管理職層において経営戦略・事業戦略が打ち立てられ、それに基づくビジョン・目標が策定されます。

そしてさらに各部門としてのビジョン・目標へとブレークダウンされます。
部門を率いる監督者層であれば、上位の管理職層が示したビジョン・目標に基づいて、自身が率いる部門の「進むべき方向」を具体的なビジョン・目標へと落としこんでメンバーに示す必要があります。

ビジョンと目標の違い

「進むべき方向」として、「ビジョン」と「目標」の2つについて言及しました。この2つが、リーダーが示す「進むべき方向」の代表的なものであり、共に必要なものとなります。

似たような意味合いを持つ2つの言葉ですが、組織運営においてはこの2つの違いを認識しておくようにしましょう。
ビジネスにおいて、ビジョンだけではメンバーは具体的に何をすれば分かりませんし、目標だけがあってもメンバーのモチベーションは上がりにくいものなのです。

ここで言うビジョンとは「将来のあるべき姿、理想、構想」を指し、どちらかといえば頭のなかのイメージ、言わば右脳的に理解できる「進むべき方向」です。

対して目標とは、より具体的で定量的なもので、数値や具体的な成果の実現を掲げます。論理的に導きだされた、言わば左脳的に理解できる「進むべき方向」と言えます。

イメージとしてのビジョンがあり、具体的に達成すべきポイントとしての目標がある。この2つが指し示されることで、メンバーのモチベーションが向上し、具体的にやるべき仕事を理解して、組織が機能するようになります。

ビジョン・目標への納得とコミットメント

ビジョンも目標も、多くの場合、上位の管理職層が示したものをそのままメンバーに伝えればいいわけではありません。自身が率いる部門に沿ったビジョン・目標にブレークダウンする必要があります。

そのためには、自身が管理職層とコミュニケーションをとり、しっかりと上位のビジョン・目標を理解する必要があります。それができてはじめて、自身の率いる組織のビジョン・目標を納得のいく形で作成することができます。

そして、上位のビジョン・目標を達成するために自分達は何を行わなければならないかを洗い出し、それらを確実に実行するというコミットメント(約束)として、ようやくビジョン・目標が立ち上げられることになるのです。

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