イベントから住宅まで、高い技術とセンスを持つ建築家
コラム
公開日: 2014-03-10 最終更新日: 2014-07-03
輪ゴム鉄砲を入り口にしたイベント
作る子供も教える親も減ったけど
引き金を引くと輪ゴムがぴゅっと飛んで行く輪ゴム鉄砲。昭和30年~50年代生まれの男性なら、
ほとんどの人が懐かしい思い出を持っているのではないでしょうか。
西部劇のガンマンや正義の味方に自分をなぞらえて遊ぶことができて、
なおかつ「弾丸」であるところの輪ゴムは当たっても痛くないし、怪我の心配もない。
しかも材料は割り箸と輪ゴムだけ。ちょっと器用な男子なら5分くらいでつくってしまえるものでした。
もちろん今でも輪ゴム鉄砲が廃れてしまったわけではありません。
ネットで探せば丁寧な作り方を掲載したサイトや、
中級者以上がつくる連射式のものまで紹介している動画サイトもあります。
中には割り箸の代わりに木材を使って本物の銃のような外見にしたものもあります。
ここまで来るとさすがに手軽に作ることはできなさそうですが。
とはいえ、おもちゃはおろかスマホのゲームなどで遊ぶのが当たり前になった現在、
輪ゴム鉄砲で遊ぶ男の子も減ったかもしれません。
また、輪ゴム鉄砲の作り方を教えられる親の数も減っているのかもしれません。
つくって遊んで、コミュニケーションにも
だからというわけではありませんが、イベントなどでその楽しみを教える機会を持つことがあります。
写真は小学校でのイベントの様子。作り方を教えたり、輪ゴム鉄砲で的当てをしたり。
やはり手でつくる楽しさはどの時代でも同じなようで、子供たちの顔の輝きもちがいます。
また興味を持って教える/教わるということから今までなかったコミュニケーションが
作られることもあるでしょう。
子供だけでなく大人だって盛り上がります。イベントを主催しているのはPTAの役員などですが、
子供時代の思い出話を披露したり、あるいはちょっとした作り方のコツを教えたりすることもあります。
今まで子供の親として参加していた人の顔に別の面がうかがえたりして、
親近感をいただくこともあるでしょう。
輪ゴム鉄砲という簡単なおもちゃがコミュニケーションの場を提供してくれているのです。
もちろんこうしたことは輪ゴム鉄砲に限らないことでしょう。
例えば竹馬や缶馬、紙飛行機、ペットボトルロケットといった
「自分でつくって遊ぶ」ものにはこうした可能性があります。
そうした意味では身の回りがスマホなどデジタルなものが多くなる中で、
こうしたアナログで手作り感いっぱいの遊びが見直されてもいいのかもしれません。0
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