コラム

2014-11-22

●雑感 『書評』飲食店経営12月号(雑誌)  「お店をもつ」ということ。決断と。慎重と。



愛知県一宮市を拠点に2012年から東京進出された㈱DREAM OM COMPNY代表の赤塚元気さんのインビュー記事。
いわいる「マルチブランド戦略」を取る飲食店グループということになるかと思います。
ただやみくもなブランド展開ではないことが店舗デザインの質の高さから伺えます。
しっかりとグループの味というか匂いを表現できる箱(テナント)を吟味し選定されているのだろうなぁと感じました。
これは、意外と簡単なことではありません。

優良な店舗テナントの情報は中々表に出てきません。
都内などは特にそれが顕著の様に感じます。
この情報化社会の世の中です、
ともすればインターネットで検索すればテナント情報なんていくらでも出るだろうと思われる方もいるかと思います。
こと店舗テナント情報に関しては、それはありません。
その情報が表に出てくるということは、それは「最良」の物件ではないということも少し大げさに言えばあり得ます。
なぜかと言えば、それは「店舗テナント」とは「住宅」と違いBtoBで取引されるものだからです。

ビジネスなのです。

あるテナントの「契約終了」の情報はそれを扱う不動産屋さんには必ず事前に(閉店前に)入ります。
より良いテナントを求めて勢力的に交遊関係を広げ、ビジネスに結びつけようとするオーナー様はその情報を絶えず狙っています。
ということは、不動産屋さんが「契約終了」の連絡を受け「情報掲載」する前にその優良テナントの次の借り手は決定しているのです。

「店舗は1にも2にも立地」と言われた時代からは少し変わってきてはいますが、
立地が店舗にとってどれほど重要かは言うまでもありません。

初出店という場合、先行する飲食店ビジネスをされている方達にこういった面で対抗することは中々難しいと言わざるを得ません。
初出店とは既にその段階で不利なのです。

よく初出店のオーナー様で前職をお辞めになる、もしくはお辞めになる時期を決定されてから物件を探す方がいらっしゃいます。
それぞれのご都合や、考え方がございますので決して否定されるものではありませんが、
前職を続けながら、根気強く「優良テナント」を探し、
いざここだという「テナント」と出会ってから出店計画を立てるという方法もあるのではないかと感じます。
もちろんこれには「手付金」や「賃料」といった金銭面での問題もあります。
しかし、お店を出すというのは一生ものです。
どこで始めるかは重大な問題です。

その上、店舗デザイナーの立場から言うと、店舗設計にはそれなりに時間がかかります。
今日打合せをし、資料を修正、明日再打合せという様な流れは不可能なことも多いのです。
そうすると、オーナー様が空いている時間は割とあります。
経験上、店舗移転のオーナー様で設計業務や施工の時期は今までできなかった「家族サービス」の時間に当てますという方もいらっしゃいました。

もちろん、お店を作るのですからオーナー様に考えていただくこと、決めていただくことは山の様にあります。
しかし、店舗デザイナーがいれば空いている時間が全くない訳ではありませんし、
お打合せの時間は基本的にオーナー様に合わせられます。
深夜飲食の出店の場合でデザイン側も昼夜が逆転してしまうなんてことも良くあります。

もちろん金銭面(家賃など)が絡む問題です。
できる限り短い期間で出店したいというのは当たり前です。
しかし、こと初出店に関しては少し別の考え方もあっていいように思います。

私の好きな言葉に
「静かに行く者は健やかに行く 健やかに行く者は遠くまで行く」
というものがあります。

もちろん、決断するという強さも美徳の一つではあると思います。
しかし、それと同じくらい慎重さは美徳の一つである。
私はそう思います。

以上雑感でした。

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