コラム

 公開日: 2017-04-24 

迷惑な空き家にならないためには・・・

「空き家対策特別措置法」が完全施行されてから、多くの方たちの間で浸透しつつあるのではと思いますが、なぜそこまで問題視されるのか? について分からない方も多いでしょう。

そもそも空き家は、「外部不経済と機会損失を発生させる」ことも問題の一つと言われています。以降では、空き家の存在によって発生するリスクについて、説明していきます。


住まいは一般的に「人が暮らしていない状態だと老朽しやすい」と言われています。私たちが日々暮らしていく中で、例えば窓が汚れていたら拭く、床が汚れていたら掃くなど、空気中に舞う小さな塵や埃によって汚れていくと、当たり前のように処理しますよね。

しかし、空き家の場合は誰も住んでいない訳ですから、掃除もしなければ定期的に通風や通水などの点検をすることもありません。つまり、誰も住まなくなった建物は、自然に老化して行くものです。特に夏や台風シーズンは、雨風や湿気によって、急激な老朽化を引き起こすとも言われています。




またそれに付随して、空き家のままだと庭の植栽や雑草の手入れもされないため、周囲の景観を乱す事はもちろん、立木が折れて道路に散乱するなどの問題にまで発生すれば、何らかの事故が起きるかもしれません。


そこで、空き家として放置されることの懸念点や不安について解説していきたいと思います。
まずは防犯や防災について説明しましょう。

奇しくも若者の間で人気となっている「廃屋探険」。

これも防犯上の問題点として挙げられるでしょう。入所する許可を取っていなければ、それは不法侵入と同じです。

よくある廃屋探険は、ツアーとして許可を取っているものが多い様ですが、中には肝試し感覚で勝手に廃屋へ入っていく方も少なくない様です。
また、空き家に入り、そこに使わなくなった家電やゴミなどを不法投棄する方もまだ多い様で、今でも問題としてメディアで取り上げられています。




そしてもうひとつの大きな問題は、防災面です。

地震や台風などの自然災害が発生した場合、空き家がもたらす大きな不安と言えば、倒壊によって、避難路を塞いでしまったり、屋根や外壁の一部が落ちて、人に当たったりすることもあるでしょう。
つまり空き家が存在することで、これだけの不安要素が発生するということになります。

自治体だけではなく、国を挙げてこの問題に取りかかる意味は、とても大きいことをお分かりいただけたでしょうか。
人が住んでいないより、人が住んでいる方が建物の劣化は早いのでは? そう思う方も多いでしょう。

しかし実は違うのです。もちろん、住んでいる環境(気温や湿度など)によって異なりますが、基本的に建物は管理しないと劣化します。その理由を以下にまとめました。
【換気が行われない】
まずは換気の問題。人が住んでいれば、ドアや窓を開け閉めすることにとって、必ず換気という行為が行われます。しかし、換気されないことによって、湿度が高い時期、例えば梅雨などはカビなどの菌の温床になりかねません。また、木造住宅の場合は湿気がたまることでシロアリなどの被害にも繋がってしまいます。
【水道が使われない】
水道を使わないことで配水管の水が蒸発し、下水から汚臭が発生したり、さらにはヘドロや異物が乾燥して硬化したりしてしまうことで、配水管の劣化にも繋がります。
【掃除されない】
誰も住んでいないということは、当然のことながら掃除や手入れもなされてないということ。掃除をしないことで埃が発生し、そこから虫がわき、建物や家の中にある物を劣化させてしまいます。しかも、一度発生してしまったらそれらを完全に除去するのは至難の業です。
【修復・修繕がなされない】
誰か住んでいれば、雨漏りや壁のひび割れを見つけたら、当然の様に修理・修繕するはずです。しかし、誰も住んでいないことで、それらの問題は完全に無視されます。雨漏りが続けばシロアリなどにより建物は耐久力を失い、壁のひび割れは日増しに範囲を広げることで、倒壊の危険性を帯びます。

これらを読んでもらえると分かると思いますが、空き家はそのままにしておくことで、いろいろなリスクが生じます。きちんとした空き家管理をおすすめします。


                                           空き家王子.COM 代表 早水 大輔

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