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 公開日: 2015-10-31  最終更新日: 2017-09-23

受注生産と計画生産における製造業の課題の違い

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受注生産と計画生産の違い

製造業が製品を生産するには、いくつかの方法があります。作るものや会社の得意分野によっても変わってきますが、基本的には受注生産と計画生産の2つに分けられます。
では、それぞれの生産方法について簡単にご説明します。

受注生産とは、取引先から注文を受けてから生産を始める方法です。ただし、単純に受注生産といっても実は2種類あって、ひとつが「繰返受注生産」。そしてもうひとつが「個別受注生産」です。

繰返受注生産とは、1回目の注文の段階で、取引先から渡された図面を基に製品を生産します。そしてそれ以降の注文に対しては、最初に渡された図面を再度使用して生産していく方法です。既製品や汎用品などが、おもにこの方法で生産されます。

これに対して個別受注生産とは、注文の度に取引先から図面を受け取る。もしくは自社で図面を作成し生産する方法です。品種は多いが少量しか生産しないものや、試作品などがおもにこの方法で生産されます。

次に計画生産ですが、これは前回以前の注文実績や、もしあれば取引先からの納入指示書などをもとに需要予測を立て生産する方法です。基本的には、2回目以降の繰返受注生産はこの計画生産によって生産される場合が多くなります。


受注生産と計画生産、それぞれの課題

受注生産と計画生産。
取引先との関係性や生産する製品によってどちらかの生産方法を選択することになりますが、繰返受注生産と計画生産のように、状況に応じて両方の生産方法を使い分けている会社が多いのではないでしょうか。

どちらの生産方法であっても、一番の課題は短納期への対応です。特に個別受注生産の場合は、需要予測を立てることが困難なため資材の在庫を持つこともできませんので、どうしても短期納品は難しくなります。

また計画生産の場合は、需要の読み間違いも大きな課題となります。仮に取引先からの納入指示書などがあっても、必ずしもそれが遵守されるわけではありませんので、場合によっては在庫が足りなくなったり余剰してしまったりするリスクがあります。


受注方法の違いによる運営のポイント

受注生産が中心となる場合のポイントは、個別受注生産での短納期を実現させるための環境作りです。
繰返受注生産をギリギリで行ってしまうと、いざ個別受注が入ったときに「設備を使えない」「資材が足りない」といったことが起こり、結果としてどちらの納期も遅れてしまうことになります。

そのため繰返受注生産は計画生産を取り入れ、できる限り余裕を持った形で行えるようにすることが重要です。
逆に受注してから納期まで比較的余裕があるものに関しては、受注生産にしてもらうことで過剰在庫のリスクが減ります。

計画生産は、需要予測を勘だけに頼らないということです。常に状況を読み、現場だけでなく営業とも連携を取りながら適正な需要予測を立てることが、読み間違いを防ぐポイントとなります。

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