コラム

 公開日: 2017-01-09 

40歳過ぎのリフォームで大事なこと

40歳過ぎのリフォームで大事なこと


 老いに備えるというとまだまだ先のことだからいいよ。と言われそうですが新築後のリフォームであれば40歳以降であることはまづ間違いないでしょう、中古購入リフォームでも同じこと、せっかくリフォームするのですから少し将来のことも考えてみましょう。
 老いは必ずだれにでも訪れます、その時に金銭的にも十分な余裕があり重装備のバリアフリー住宅に改装できればいいのですがそればかりは何とも言えませんね。
今必要でない設備をつくろうというのではなく、将来必要になったとき大きな工事をしなくても済むような工夫をしておきましょうという提案です。
どうせ壁をはがしたりするのであれば今がチャンスというものです。



 例えば車いすからベットへ移るときなどに利用する体を固定し釣り上げるリフターという器具があります。体の自由が利かない人、介護する人にとっては便利な道具ですが、荷重に耐えなければいけないため構造的な補強が必要になります。リフォームで天井をいじるのであればチャンスです、補強しておきましょう、補強さえしておけば取り付けはわずかな費用で済みます。
 仮に使わなくともリフォームついでの補強であればその費用もわずかな金額で済みますが、必要になってから天井をはがし補強を入れるのでは大工工事も必要で費用もはるかに掛かります。

 必ず必要になる介護設備としては手すりがあります。
介護を見据えなくとも階段には当たり前のように手すりが付きますが、その他は、あっても浴室程度がいいところ、室内の移動でさえ足が不自由になると困難になる場合があります。車いすを使わなくても移動できるのであればそれに越したことはありません。
壁という壁に手すりが取り付けられるように床から70cmから90cm程度の間に補強下地を組み込んでおきましょう。
どうせ壁をリフォームするのであれば簡単なこと、費用もごくごくわずかです。
これも必要になってから壁をはがすのでは工事も費用も大変です。



 さらにトイレ、空間的な余裕があればスペースを広げておきたいところですが、そこまでできない場合も出入り口の開口幅を70cm以上確保しておきましょう、トイレドアの場合廊下などに面していると通路スペースを確保するために60cm程度の幅の狭いドアがつけられていることが多くあります。
車いすが必要になったときに、ドア自体は取ってしまえばいいかもしれませんが、ドア廻りの枠や壁も壊すことになってしまいます。
70cm以上のドアを取り付けておけばであれば家庭用の車いすなら十分に使えますし、ドアと取り外してカーテンなどにしてしまえば狭い通路でも車いすで使うことができます。
また、両側の壁には部屋と同じように手すりの下地を忍ばせておきましょう。

 浴室はユニットバスであれば今の商品はほぼすべてバリアフリー対応なのでそう心配はありません、手すりのつけられる位置だけ気にしておけばいいでしょう。
車いすで洗面化粧台を使うには洗面ボウルの下に車いすのタイヤが入らなければ使えません。
簡単に扉が外せるタイプや車いすでも対応可能なタイプを選んでおくこともポイントです。

 これらのことはリフォームだから言えることではなく、新築でもいえることですが、40歳からのリフォームでは重要な機会です。
金銭的にも体力的にも余裕があるうちに老後の備え組み込んでおくそんな設計を提案しています。

リフォーム・リノベーションコラムこちらにもあります。

埼玉でシンプルで住みやすい木の家を提案しています。
間取り(プラン)は住まいづくりで一番大切です。間取りのお悩み何でもご相談ください。
アーキクラフト 一級建築士事務所

この記事を書いたプロ

アーキクラフト一級建築士事務所 [ホームページ]

建築家 福田義房

埼玉県川越市吉田134 [地図]
TEL:049-234-5312

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お住い拝見
イメージ

シンプルな木の家、飾り気よりもいつまでも永く使える住まいでありたいと考えています。 住まいに限らず誰しも心惹かれるイメージやデザインがありますね。...

「シンプルな木の家」
シンプルな木の家

プランニング「シンプルな木の家」は子育て世代の方々に向けたコンセプト住宅です。建物形状、屋根形状、間仕切り、建具などをシンプルな構成にすることにより関築費...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士 福田義房さん

「子供たちに残す価値のある家」を目指し、自然素材による住宅設計に取り組む(1/3)

 「子供たちに残す価値のある家」とは一体、どんな家なのか。そんな命題に一つの回答を示すのが、アーキクラフト一級建築士事務所の福田義房さんです。福田さんは設計士として、地元である埼玉県を中心に木造住宅の設計・監理に携わっています。 「コン...

福田義房プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

耐震性と暮らしの変化に対応出来る住まいを、自然な素材で実現

事務所名 : アーキクラフト一級建築士事務所
住所 : 埼玉県川越市吉田134 [地図]
TEL : 049-234-5312

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

049-234-5312

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

福田義房(ふくだよしふさ)

アーキクラフト一級建築士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

1.20 「人力皮むき体験」イベント

福田義房さま おかげさまで、天候にも恵まれ、 楽しい一日を...

小川町 K
  • 50代/女性 
  • 参考になった数(3

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
上尾市で土地から求める家づくり【こぐまさんの家】
イメージ

 上尾市で土地から求める家づくり【こぐまさんの家】玄関からそのままつながる通り土間が南側にあり、冬は写...

[ 実例集 ]

子供たちの子供たちまで伝えたい=古びても味わいのある家
イメージ

 子供たちの子供たちまで使える家  子供たちに引き継げる住まいのポイント3つ。★融通性(可変性)のあ...

[ 子どもと住まい ]

家づくりはプランニングが一番大切
イメージ

 プランニングを大切に  耐震強度や温熱環境、デザインも大切なポイントですが、土台は「プラン」です。耐震強...

[ 家のしくみ ]

ポリエステル100%の断熱材は安定素材
イメージ

依頼していたサンプルが届きました。これはポリエステル100%の断熱材で 原料はペットボトルのリサイクルです...

[ 建物の素材 ]

薪ストーブを快適に使うために気を付けたいこと。
イメージ

 薪ストーブを快適に使うために気を付けたいこと。ブログから 坂東市の家 薪ストーブを採用したお住まいが...

[ 家のしくみ ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ