コラム

2014-09-04

夏は日射を抑える工夫が大事

夏は日射を抑える工夫が大事


 夏を季節を快適に過ごしたいとするとき、住まいづくりでは「風通し」や「断熱性」を考えますが、これは暑さを受け入れた後に考えることで、暑さの基を断つという考えでは「日射遮蔽」こそが有効になります。

 風通しが悪くても、土蔵は夏でも涼しく感じます。
暗くて暮らしやすいかどうかはまた別の話ですが、極端に開口部が少なく、屋根も2重にするなどの工夫で日射を遮蔽し室温が上がらないようにしています。

 平均的な開口部を持つ一般的な住まいの熱の出入りは約70%開口部からと言われています。窓からの熱の侵入を抑えることがより効果的であることがわかります。
では日射を抑えるにはどのような方法があり、どの程度有効なのでしょうか。



1:植栽に期待する(コストバランスが優秀)


緑のカーテンや樹木は葉が茂る季節では直接的に日射を遮る効果があり、コスト的にもとても有効な方法です。
また、掃出し窓の前などはコンクリートでは無く芝生などにすることで反射光による窓からの日射の侵入を抑えることが出来ます。



2:軒の出や庇、ルーバー、オーニング、すだれなど


軒の出を大きく取り、窓上に庇を設けることで太陽高度の高い夏の時期の日射を有効に遮ることが出来ます。
また、陽射しが低い時期の日射を遮るためには、ルーバーやオーニングなどが有効です。
軒の出や庇、ルーバーなどは建築時の工事が必要ですので新築計画の時点で考えておきましょう。
スダレは緑のカーテンと同じく費用対効果の優れた方法です。

3:窓の内側で考える


カーテンやブラインド障子など
窓の中で防ぐことになるので日射はいったん室内に入り込みます。
窓の外で防ぐのに比べれば効果は落ちます。この差はとても大きいので、外でも防ぎ、さらに補助的に考えるべきでしょう。
障子は密閉度が一般的なカーテンより高いので以外に有効です。
カーテンも厚手や遮光素材もありますが、障子と同じく「外を見る」「明るく暮らす」という面では失格です。

4:ガラスの種類で考える


日射の反射率を高めたガラスがあります。
LOW―Eと表示されるガラスで非常に薄い金属膜がコーティングされ日射を反射する性質があります。
いい事ばかりでは無く冬も日射を反射しますので何だか日が当たっているのにポカポカしない。等ということにもなります。

窓廻りで日射を遮る工夫としてはこの程度だと思いますが、新築であればプランの段階であえて西日が当たる面の窓を小さくするとか、南側のバルコニーを跳ね出して庇代わりにするなどプランニング段階で工夫することをお勧めいたします。

エアコンやストーブを頼りにするのは当たり前のことですが、何でもかんでもエネルギーを使い、力技で温熱環境をねじ伏せるのではなく、ナチュラルに暮らしたいな。
と考えています。
そのために少し考えてみることは意外に楽しいことなのです。
それが家を「買う」のではなく「つくる」ということなのです。



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