コラム

2014-07-10

木造住宅は火災に弱いですか?

木造住宅は火災に弱いですか?


「でも木造の家って家事に弱いですよね」っという相談を受けました。

 木は好きだけれど火災が怖いので軽量鉄骨やコンクリート住宅にしたほうがいいかと悩んでいますという相談を受けました。
それぞれの工法を得意としているところに聞けばそれぞれの理屈があり、これが一概に言えないのです。




 私としては木造擁護派なので火災に関して工法の違いで論じるのも不公平かとも思い、火災の仕組みについて整理してお話ししました。
それぞれの構造での違いを簡単に説明するとこのようになります。

〇鉄は確かに燃えはしませんが熱に対しては脆弱です。
〇木は燃えはしますが炭化するとそれ以上燃えにくくなるので「燃えしろ」設計をすれば崩壊することはまずありません。
〇コンクリートは火災に対していちばん耐久性があります。

 どんな工法でもほとんど同じという事実

 まず第一に建物火災においていきなり構造材(木)が燃えることはありません。
火災の多くはキッチンでの火の不始末やタバコの不始末、放火などが原因で起こります。
まず燃えるのは建物の中にある「物」可燃物であるカーテンや家具などが燃えることから始まります。
建物がどんな工法でもそれは同じことです。

 そしてその火が建物の構造材に燃え広がるにはそこそこの時間が必要になります。
火災が起こってしまった時に大切なのは初期消火と通報、避難ですね。
この段階は建物の構造材まで火は及んでいませんから、木造であろうとRCであろうと同じことなのです。



 火災の被害で命に係わるのは炎による焼死より、有毒ガス(一酸化炭素中毒)などによる中毒死と言われています。
データによると空気中の一酸化炭素は濃度が10%になると呼吸が出来ず人は死亡するそうです。
木の家自体は仮に構造まで火が回ったにしても大量に二酸化炭素は発生しますが、一酸化炭素は発生しません。

 また、木の家に相応しい漆喰や和紙などでな内装された住まいではなおの事、有毒ガスの発生は低く抑えられます。
初期消火や非難する時間を考えたときに一番大切な事は構造では無く、内装材であることがわかります。
火災の時の安全を考えるのであれば家の構造の前に有毒ガスの発生しない内装なのです。

消防隊員にお任せ

 埼玉県内では市街化区域で6分から9分以内に消防は駆けつけてくれるようです。
この優れた消防システムのおかげで、木造であろうとRCであろうと、鉄骨であろうと建物の構造体が燃え始める前に避難できれば命は助かります。
まずはしっかりと初期消火が出来て非難する時間が取れるように構造種別の前に大切なのは、内装材なのです。



 ポイントはできるだけ石油由来の内装材を使わない事。
代表的なのはビニールクロスやビニール系の床材、接着剤を多用した合板フローリングの使用をできるだけ減らすことが大切です。

 自然由来の素材であれば二酸化炭素は発生しても即座に人命にかかわる一酸化炭素の発生は確実に抑えられます。
そんな観点から素材を選んでみることもいいですね。

参考までに火災の原因
1位は放火
2位コンロ
3位たばこ

完成見学会やります。ご予約ください13日です。

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