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 公開日: 2014-06-19  最終更新日: 2014-07-03

オールジャパンの「面白いつくり方」で「楽しい住まいづくり

オールジャパンの「面白いつくり方」で「楽しい住まいづくり」




プロスポーツの世界では外国人の選手枠が決まっていることが多いですね。
1チームに2人とか3人とか、ワールドカップでは外国生まれの選手は帰化していないと登録できないようです。
なんでかな、と考えると単純にゲームが面白くなくなる。ナショナリズムが生まれない。お金で優れた選手を集めてもつまらない。
まあ確かにそうですね。



 住いをつくる木材はどうかというと今はほとんど外国生まれの選手が活躍しています。
カナダ・アメリカ・ロシア・北欧・ニュージーランド・・・
木材選手の場合は高いお金を払って優秀な選手を呼ぶスポーツの世界とは事情が違い、ただ単に安いから呼んでくるのです。

 石油エネルギーを膨大に使う輸送コストをもってしても国産より安いというのも不可解です。
実際には国産の方が安いということも多々ありますが、大きな流れを急に変えられないという事情もあるようです。
まあいろいろある経済情勢の中の事ですが、そもそも暮らしの器となる住まいを外国の木で造るって面白くない。
と思うんです。



 和風建築をメインに謳っている工務店の建物さえ柱だけ国産、梁は外国産という面白くない状況をたびたび見かけます。
2010年の資料では木材自給率は26%、現在は少し上がり30%近くになっていると思いますが7割程度は外国生まれなのです。

 国産が無いのであれば仕方がないかもしれませんが、杉花粉をまき散らし、社会病になるほど国産材は余っているのに残念な状況です。
もちろん使う側だけでは無く、山側にも供給に対して問題があり国産は使い難い状態になっています。
小さな山林事業者や製材所が多く、
「まとまって材料が出せない」であるとか、「供給に時間が掛かる」とか「小規模事業者では規格や品質に関して頼りない」などです。

 それに対し外国産はその国が国策として輸出を行い、品質や供給能力を確保したり、日本の商社が円滑な供給システムを構築したりしています。
確かに大量に同じものをつくるのであれば外国産をメインに使うことが正しいつくり方かもしれませんが、「一個人の暮らしの器」をつくる。と考えるのであれば「面白くないつくり方」だと思うのです。



 小規模な林業関係の事業者が多いのであればそこを逆手に取り、山側と仲良くなり、良い品質の国産材を安く出してもらう。
住まう人にも山の顔が見え、山の人にも住む人が見える関係をつくっていけば「面白いつくり方」が出来ます。

 たとえば私の事務所では林業地をハイキングしたり、伐採を見学したり、皮を剝いたり、製材所を見学したりと住まいに使う木材のふる里を知ってもらうイベントなどを林業者と一緒に行っています。

 きっとお家が好きになるし、オールジャパンの「面白いつくり方」で「楽しい住まいづくり」が体験できると考えています。

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