環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士
コラム
公開日: 2014-03-15 最終更新日: 2014-07-03
美味しい空気を吸いたいじゃないですか!01
美味しい空気を吸いたい!01
ある統計によると一般的な生活スタイルの人では人生の約60%が自宅で過ごしている時間だそうです。
6割の空気は家の中の空気を摂取していることになります。
また、東京都保健局の資料から見ると、一日あたりの呼吸量は0.6㎥/㎏(子供)
0.3㎥/kg(大人)というデータがあります。子供は大人の2倍の呼吸量になるそうです。
これらのデータを見るとやはり室内環境を整えることが健康に暮らすベースななつてくることがわかりますし特に影響が大きいのは子供達ということになります。
免疫力がまだ弱い小さな子供たちは尚更家にいる時間が多く室内の空気による影響が大きいことが考えられます。
室内空気は当然のことながら、窓を開ければ入れ替わります、常に換気を心がける家であれば、常に新鮮な空気が入るため汚染された空気が滞留したり、濃度が濃くなったりすることは少ないと思います。
建築基準法でも新築の家の24時間換気が義務付けられているのはその理由によります。
近年気密性や空調設備能力の向上から窓を開けなくてもというか逆に窓を開けないほうが快適な室温を維持で来るようになり、自然と窓を開ける習慣が薄れてきています。
法律で換気を義務化しなければ知らず知らずのうちに汚染された室内環境に身を置くことになるということです。
家が室内の空気を汚染しているとしたら何が影響しているのでしょうか。
家の素材として考えられるのは
壁紙
畳
フローリング
べニア類などから揮発される成分です。
また暮らしに関わるものででは
カーテン
家具
おもちゃ
防虫剤
芳香剤
洗剤
衣類などなど家の素材よりたくさんありそうですが、暮らしの意関わることはつくり手側としては如何ともしがたいところがあり、どうこう言えるものではありませんが、家の素材であれば改善できそうなものですが、不安のある素材が使われる理由はなんなのでしょうか。
スーパーの野菜売り場では少し高いけれど生産者の顔が見える安全な野菜が販売されるようになりました。
信頼のおける農家から直接取り寄せる方も増えているようです。
家づくりの素材ではそのような取り組みはまだまだごく一部のこだわりの家づくりで行われているのみです。
一般的につくる側の根底にある考えは、家は「完成品として売る商品」なのです。
完成品としての商品で必要なことは、
クレームが起きない事
トラブルが無い事
売った後の手離れがよい事
出来るだけ早く引き渡す事
利益が上がる事
家をつくる側の人たちは新建材と言われる化学物質を含んだ建材の危険性を多くの人が知っていますから、自分の家では使わないという人もいます。
新建材の危険性を説明しても理解してもらえないであるとか、即効性の家づくりではその時間が無いであるとか、自然素材はそもそもクレームの温床である、トラブルを抱える。安く上がる。
など、どうやら「完成品として売る商品」として家づくりを考えたときに便利なのが、新建材の家づくりなのだということが見えてきます。
でもそうではない家づくりの手法はもちろんあります。
それはまた次回に書きたいと思います。
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