コラム

 公開日: 2014-02-01  最終更新日: 2016-11-18

自然素材を使いたいけど高いの? とよく聞かれます。

自然素材を使いたいけど高いの?



値段のことはよくご質問を受けます。
確かに工業製品一般から比較すると高くなりますので「優先順位から考える」ことをお勧めしています。

「少し昔に帰った家づくりがいいですね」という考えで、漆喰や和紙、杉板、木質断熱材などを多用した家を設計していますが、すべてがすべて自然素材でまかなえるわけではありません。

自然素材はそのものの単価が工業製品に比べ高い場合と、施工手間がかかる場合があります。
予算配分として費用対効果が最も高い使用場所をお伝えしたいと思います。



費用対効果が最も高い使用場所
それは床です。

 床は内装材として室内に露出し、面積として大きくなりますが、最大の理由は肌に最も触れる部分であり常に触れている部分であること、さらに有害物質は床面に滞留すると言われますし、横になったり、座ったり、生活面で常に呼吸器と近いのも床です。
合板フローリングは吸湿放湿が無く表面が樹脂のため冬は氷のように冷たく、夏はペタペタと不快なものです。
それに比べ自然素材は気泡を含み、その吸湿放湿性能から素足に優しく、スリッパいらずです。



 自宅の寝室で過ごす時間は人生の1/3近くにもなると言われています。
睡眠中も呼吸はしています。床からの揮発性物質は知らない間に体内に入るのではないでしょうか。
まずは床を安心できる素材でつくりましょう。

 ではさらに床の中でも使用場所の優先順位を付けるとすればどうでしょうか。
寝室とリビングです。理由は家の中で一番多くの時間を過ごす場所だからです。
できれば床材を部屋ごとに変えることは違和感が出るので避けたいところ。変えるとすれば明らかに使用用途が違う場合、例えばオーディールームや趣味の部屋など完全に場面を切り替えたい場所となります。



 自然素材の床とは言っても安価に輸入される物から、自然素材であるのにケミカル系の塗装がなされているものもあります。雰囲気だけを楽しみたいのか、ナチュラルに暮らすためなのかも考えて素材は選択する必要があります。

 輸入材で気を付けたいのは残留農薬、原木輸入はコンテナ段階で防疫され、化学物質に敏感な方では製材にしても匂いを感じ不快になることもあるようです。

 出来れば輸送にかかるエネルギーも少なく、安心できる国産の杉・桧・楢等を使いたいところですが、値段だけを考えれば輸送コストとエネルギーが掛かっても輸入材には安い物がありますので使う場合は現物を取り寄せ、枕元においてしばらく添い寝してみて違和感が無いかどうか確認することをお勧めしています。

値段合板フローリング12mm        5000円/坪~
杉無垢フローリング  15mm        9500円/坪~

材料費で言えば30坪の床全面を杉板にすると約135000円程度アップチャージになりますがスリッパを履かない暮らしが出来ると思えば私はお勧めしていきたいと考えています。

素材の関することやリフォーム、新築までよろず相談お受けしています。
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