コラム

 公開日: 2013-12-13  最終更新日: 2014-07-03

メンテナンスフリーの住まいとは

メンテナンスフリ―の家とは?




住いにおいてもメンテナンスフリーという言葉がよく使われます。
住いにおいて使われるときには、「手を加える必要が無いから手軽だ」という意味になるのだと思いますが、少しうがった見方をすると「手を加える必要が無いから手軽だ」=「メンテナンス出来ない家」と言うこともできます。

メンテが出来ないということは、そのものが完成した時が最高の状態であり、日々劣化していくだけ、資産価値においても完成時が最も高く、年月とともに価値が下がることを前提にしています。
ですから固定資産税においても築後22年で資産ゼロと査定されます。
税金がゼロになるのはうれしいことですが、せっかく思いを込めてつくってもローンが終わる以前に資産ゼロとは何とも寂しい現実です。



しっかりつくった家は築年数を経て中古になっても資産価値があるように、国も重い腰を上げ、長期優良住宅制度や、性能評価制度を創設し、良質な住宅を普及させる取り組みを始めています。

このような制度は、長寿命な家を目指して取組むつくりてにとって、住まい手にとってはありがたいことですが、制度の基準に乗っただけのメンテナンスフリーの家では評価年数が数年伸び、中古流通時に多少は有利になるかもしれませんが、50年後の価値や世代を超えた価値には結びつきません。

自然素材を多用した家はメンテナンスフリーの家とは対極にあります。

たとえば外部に使った木部は定期的にメンテナンスを行う必要があります。
永く持たせるためにはオイルや柿渋などを塗ることが必要です。古い町屋や旧家の板壁などでは50年という時間がたった板張りが現在でも見ることが出来ます。



漆喰の壁は、大掛かりなメンテナンスを必要としませんが、傷などは自分で補修することが出来ますし、ペーパーやブラシでこすると新たな表情が生まれます。

新建材と言われる化学物質由来のビニールクロスや樹脂の素材は自分でメンテナンスはできません。
古くなったらそのものを交換するしかないので自然素材の家に比べ、修繕費が当然大きくなると同時に、セルフメンテが出来ないので業者に依頼することが前提になり、工事費も掛かります。

自然素材の家ではプロに依頼することももちろんできますが、その多くは自分で行うことが出来ます。
できれば趣味の延長として楽しみながらメンテが出来れば費用もおさえられ、自分で住いの状態を把握できます。外壁の杉板にオイルを塗るくらいならそれほど難しくはありません。

欧米の家のように住まい手が自らメンテナンスをすることにより価値を高め、50年、100年と長持ちさせることは可能です。
50年から存在すればそれは地域の文化となるのだと考えています。
今後日本の家もそのようなレベルまで行くと思いますし、少しずつそんな家を増やしていきたいと思います。

杉や和紙や漆喰など自然素材の使い方、ご相談ください。
アーキクラフト一級建築士事務所

自然素材の使い方は優先順位を付けて
優先順位
写真は和紙漉きワークショップ
イベント報告

アーキクラフト
350-0807 川越市吉田134番地
代表:福田義房
tel:049-234-5312
mail:craft@hkg.odn.ne.jp
web:http://www.archi-c.com/

埼玉でシンプルで住みやすい木の家を提案しています。
間取り(プラン)は住まいづくりで一番大切です。間取りのお悩み何でもご相談ください。
アーキクラフト 一級建築士事務所

この記事を書いたプロ

アーキクラフト一級建築士事務所 [ホームページ]

建築家 福田義房

埼玉県川越市吉田134 [地図]
TEL:049-234-5312

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お住い拝見
イメージ

シンプルな木の家、飾り気よりもいつまでも永く使える住まいでありたいと考えています。 住まいに限らず誰しも心惹かれるイメージやデザインがありますね。...

「シンプルな木の家」2014
シンプルな木の家

プランニング「シンプルな木の家」は子育て世代の方々に向けたコンセプト住宅です。建物形状、屋根形状、間仕切り、建具などをシンプルな構成にすることにより関築費...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士 福田義房さん

「子供たちに残す価値のある家」を目指し、自然素材による住宅設計に取り組む(1/3)

 「子供たちに残す価値のある家」とは一体、どんな家なのか。そんな命題に一つの回答を示すのが、アーキクラフト一級建築士事務所の福田義房さんです。福田さんは設計士として、地元である埼玉県を中心に木造住宅の設計・監理に携わっています。 「コン...

福田義房プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

耐震性と暮らしの変化に対応出来る住まいを、自然な素材で実現

事務所名 : アーキクラフト一級建築士事務所
住所 : 埼玉県川越市吉田134 [地図]
TEL : 049-234-5312

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

049-234-5312

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

福田義房(ふくだよしふさ)

アーキクラフト一級建築士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

春の皮むきイベント  「冬に木を伐り、春に皮を剝き、夏に家を支える」 毎年恒例イベント

福田さん  昨日は大変お世話になりました。暑い中、なかな...

上戸新町
  • 40代/男性 
  • 参考になった数(2

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
上尾市 通り土間のあるこぐまさんの家UPしました。
イメージ

 上尾市 通り土間のある こぐまさんの家UPしました。 上尾市で土地から求めた住まいづくりでした。...

[ 実例集 ]

伐採見学会です。
イメージ

11月27日伐採イベント開催です。来年家づくりをお考えの方ぜひ林業の現場をご覧ください。 開催日時...

[ 山と材木 ]

上尾市 こぐまさんの家 ギャラリー掲載しました。
イメージ

上尾市で土地から求める家づくでした。 ご夫婦とお子様2人これからの暮らしを支える家づくりです。プロジェ...

[ 子どもと住まい ]

無垢材の使い方 床板は厚い方がいい?
イメージ

 無垢材の使い方 床板は厚い方がいい?  一般的に床材として商品になっている無垢の床材の厚みは、9mm、1...

[ 建物の素材 ]

押入れの中は板壁が一番! 無垢材の使い方
イメージ

 押入れの中は板壁が一番! 無垢材の使い方  収納編 部屋の仕上げ材は気にするけれど収納の中までは...

[ 建物の素材 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ