コラム

 公開日: 2013-03-16  最終更新日: 2014-07-03

1970年築のお家の耐震診断

1970年築のお家の耐震診断


先週14日は新築の上棟日(優の家)でしたが、午前中は1970年築のお家の耐震診断で現地調査をさせていただきました。
1970というと私が10歳
基準法は1964年の新潟地震と1965年の十勝沖地震(M7.5)の被害を受け、1971年に改正されています。
1971年の改正されたのは、ベースがある布基礎にしましょう。というもので、石建てやベースの無いいわゆる建築用語でいう(ロウソク基礎)はだめですよというもので、まだ鉄筋を入れることは基準法上も定められていません。
基礎に鉄筋を入れるように改正されたのは、意外に新しく、1978年の宮城沖地震(M7.4)以後になります。

この日の調査でもやはり基礎には鉄筋が使われていませんでした。この調査はコンクリートを破壊せずに中の鉄を探知するセンサーにて行います。
センサーを使用すると鉄筋の太さまではわかりませんが、縦横のピッチまで測定することが出来ます。



上の写真は小屋裏の金物確認です。
羽子板金物(桁と梁の落下防止)は使われていますが釘が4本使われているだけでボルトが見えません。
大きな揺れで仕口が破壊されれば、4本の釘だけで梁を支えるのは無理ですがこの当時では一般的な仕事です。
まだこの当時の大工さんたちは金物は使わなければいけないということを承知はしていても、自分たちが刻んだ仕口が破壊されるとは考えてい無いことが一般的です。

下の写真は棟木と隅木を受ける束で、ちゃんとカスガイ金物が使われています。
筋交いも確認できましたが、金物は使われていませんでした、金物が無い筋違だと圧縮側の力には効きますが引っ張られると抜けてしまいます。



建物の弱点を見つけて補強提案を出しますが、難しいのはどこまで補強するべきかの判断です。現行基準に合わせるのではとっても大変です。
壁も構造用合板などで強くはできますが、やたらに強くしても、今度は弱い場所に力が集中してしまいます。また、強い壁が受けた力は基礎に伝えなければいけませんが、伝える前に土台と柱が抜けてしまったり、基礎が耐えられなかったりします。
バランスよく、程々の補強、あいまいな言い方ですが、大地震の時に命を守るには最低限どうすればいいのか。
全て万遍なく改修するのが理想かもしれませんが現実的にはポイントを絞ることが大切なのだと思います。


現地調査の上での耐震診断(簡易診断ではありません)と補強提案をいたします。
川越市の耐震診断が出来る事務所にも登録されています。
詳細はこちらへ アーキクラフト 耐震診断アーキクラフト耐震診断
アーキクラフト 一級建築士事務所
http://www.archi-c.com/
お問い合わせ:craft@hkg.oden.ne.jp
埼玉県川越市 吉田134
049-234-5312 福田義房

埼玉でシンプルで住みやすい木の家を提案しています。
間取り(プラン)は住まいづくりで一番大切です。間取りのお悩み何でもご相談ください。
アーキクラフト 一級建築士事務所

この記事を書いたプロ

アーキクラフト一級建築士事務所 [ホームページ]

建築家 福田義房

埼玉県川越市吉田134 [地図]
TEL:049-234-5312

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お住い拝見
イメージ

シンプルな木の家、飾り気よりもいつまでも永く使える住まいでありたいと考えています。 住まいに限らず誰しも心惹かれるイメージやデザインがありますね。...

「シンプルな木の家」2014
シンプルな木の家

プランニング「シンプルな木の家」は子育て世代の方々に向けたコンセプト住宅です。建物形状、屋根形状、間仕切り、建具などをシンプルな構成にすることにより関築費...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士 福田義房さん

「子供たちに残す価値のある家」を目指し、自然素材による住宅設計に取り組む(1/3)

 「子供たちに残す価値のある家」とは一体、どんな家なのか。そんな命題に一つの回答を示すのが、アーキクラフト一級建築士事務所の福田義房さんです。福田さんは設計士として、地元である埼玉県を中心に木造住宅の設計・監理に携わっています。 「コン...

福田義房プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

耐震性と暮らしの変化に対応出来る住まいを、自然な素材で実現

事務所名 : アーキクラフト一級建築士事務所
住所 : 埼玉県川越市吉田134 [地図]
TEL : 049-234-5312

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

049-234-5312

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

福田義房(ふくだよしふさ)

アーキクラフト一級建築士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

新築のお礼を頂きました。

福田さん  ご無沙汰しています。お元気ですか。  少し...

いろは
  • 40代/男性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
上尾市 通り土間のあるこぐまさんの家UPしました。
イメージ

 上尾市 通り土間のある こぐまさんの家UPしました。 上尾市で土地から求めた住まいづくりでした。...

[ 実例集 ]

伐採見学会です。
イメージ

11月27日伐採イベント開催です。来年家づくりをお考えの方ぜひ林業の現場をご覧ください。 開催日時...

[ 山と材木 ]

上尾市 こぐまさんの家 ギャラリー掲載しました。
イメージ

上尾市で土地から求める家づくでした。 ご夫婦とお子様2人これからの暮らしを支える家づくりです。プロジェ...

[ 子どもと住まい ]

無垢材の使い方 床板は厚い方がいい?
イメージ

 無垢材の使い方 床板は厚い方がいい?  一般的に床材として商品になっている無垢の床材の厚みは、9mm、1...

[ 建物の素材 ]

押入れの中は板壁が一番! 無垢材の使い方
イメージ

 押入れの中は板壁が一番! 無垢材の使い方  収納編 部屋の仕上げ材は気にするけれど収納の中までは...

[ 建物の素材 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ