コラム

 公開日: 2013-01-17  最終更新日: 2014-07-03

小さくても暮らしやすい家がベスト

小さくても暮らしやすい家

読売新聞の生活面に小さな家で暮らす話が出ていました。
家計節約という側面から小さな家を選ぶ人もいるけれど、経済的に余裕があっても、物を必要以上に持たない簡素な暮らしを実践しようと、小さくて狭い家にあえて住む。そのような考えの人も増えている紹介でした。
新聞で取り上げていたのは、日本の話ではなく、広大な国土を持つアメリカの話としての記事でした。

狭い家に住むには必然的に持つものを選択するようになります。手元に置けるものが限られてくるので本当に必要なもの、本当に気に入ったものを取捨選択しやすくなります。



日本では「方丈記」で800年前に鴨長明が京都で実践し、「ほど狭しといへども、夜臥す床あり。昼居る座あり。一身を宿すに不足なし」と説いています。
この家は方丈の広さということなので今でいえば約3.0m四方、まあ家族ですむには無理ですが、スモールハウスの先駆けです。
日本の建築的には1960年台に池辺 陽という建築家がスモールハウスを提唱し住宅の質の変革を追求しました、個人的に好きな建築家なので、今でも古い写真集などをたまに手に取ります。
現代では東大の池部研究室にいた難波 和彦氏がその考えを受け継ぎ、工業化されたタイプや木造タイプの「箱の家」シリーズを発表して高い評価を得ています。
アーキクラフトでは、2011~2012にかけて北本の「蜜柑の木の家」の計画において「子供に引き継ぎ、生活の変化に対応する」をテーマに不都合なく暮らせる大きさを建て主さんと共に考えました。
その時の大きさは、家族4人で26坪+付近抜け1坪、家族構成の変化も折り込み計画した家では現在家族4人が楽しく暮らしています。

経済が拡大しているときは、より大きく、より広く、より多くを求める暮らしがもてはやされました。
ある意味それが幸福なのだと勘違いさせられてきたように思います。
その価値観に疑問を持つ人たちが増えているように感じます。

東日本大震災以後、「方丈記」がよく読まれ、「断捨離」がはやり、日本人の暮らしに対する幸福感の質は確実に変わってきているのだと思います。

「小さくても暮らしやすく、子供たちの世代に引き継げる可変性のある家」
これからもこのテーマを中心に仕事をしていきます。

埼玉でシンプルで住みやすい木の家を提案しています。
間取り(プラン)は住まいづくりで一番大切です。間取りのお悩み何でもご相談ください。
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