コラム

 公開日: 2018-05-16  最終更新日: 2018-05-21

サイディング壁から草が生えている事例 01

外壁に使用されるサイディング材は経年劣化により損傷するので、いろいろな状態を目にしていますが、壁から草が生えているケースは珍しいと思います。



三階建ての建物のサイディング壁面の継ぎ目から草が生えているのがわかります。





(この写真はバルコニーから撮影しているので上下さかさまになっています)


一度外壁塗装工事を行った際の補修跡を見るとその当時から不具合が起きていたようです。


上から塗装されている為わかりにくいのですが、コーキングで補修した凸凹跡がわかります。
6年前にしっかり治していたら・・・・と思いますが、予算や工期の問題もありますので一概に作業者の責任にできません。




草の生えている面に接するベランダ側にも水が回っている状況が見受けられます。


ベランダの掃き出し窓の周辺にも傷みがあるので、相当量の水が回っているようです。

雨水の外部からの浸入だけではなく、三階ベランダの防水劣化が疑われます。



バルコニー内の水切りの上にも草が繁殖しています。 床面は防水面が見えませんが何かしらの不具合が予見できます。


お客様とよく打ち合わせの上、強度の失ったサイディング壁は最小限の面積を張替と全体の塗装工事をご発注いただきました。
そのうえで既存のサイディング壁を剥がした段階で原因個所の特定をし、状況によりバルコニー防水の再構築、サイディング下地となる部分の補修を必要に応じて追加工事を行うという形にさせていただきました。


足場を組み、問題個所のサイディングを撤去します。




案の定 サイディングの裏側に水が回っています。 黒い防水シート・断熱材も濡れ、木部に腐食も発生しています。
ベランダ防水の排水管に問題があり、外部に排水されるはずの水が内部に漏れているようです。







こちらは剥がしたサイディング材 
サイディング補修が得意なわが社ですが、残念ながらこの状態では補修はできません。
劣化が進行しサイディング材が給水と乾燥を繰り返したため強度がなくなってきています。


裏側には大量のカビが発生しています。




出隅部分は下地の木材に強度があるので、サイディング材の再取付可能と判断しました。
外壁は、一部劣化した防水シート 断熱材を撤去・交換し、追加で胴縁を取付て新しいサイディングを張ることで大丈夫そうです。

反対にベランダの防水は再構築する必要があると判断しました。



ベランダ内のサイディングを撤去 床材を撤去して下地を露出させます。こちらは外壁寄りの排水部。



水が回っていますが、上方向への腐食はそれほどでもありませんでした。


こちらは外壁と反対側にある排水ドレーンです。
ベランダの床面の高さと、外壁に飛び出ている排水管の位置とに随分高低差があるなと思っていましたが原因はこれでした。このドレーンから床下を通して外壁側反対まで排水管を回してあるようです。幅がそれほどでもないのに両サイドに排水ドレーンを設けた理由は不明ですが、単純に外壁方向に排水ドレーンを1か所設け、そちらに向けて床面の勾配をつけた方がよさそうです。





サッシ下も水が回っていたため撤去しています。

幸いなことに既存の防水面の下地までは傷んでいないことがわかりましたので、既存部の上に防水の再構築を行います。
この際不具合の元凶となるベランダ両サイドからの排水をやめて、外壁に近いサイド1箇所から排水する形に変更することにしました。従って床の勾配も片流れとなります。








劣化したため剥がした部分に防水用の下地を作ります。ベランダ壁の部分立ち上がりは少し高くして、最後には新しいサイディング材が上からかぶさる構造となります。





ベランダ内の下地が完成






新しい排水ドレーンはこの位置に一か所だけ設けます。 ここも防水の弱点となりますので補強を入れて仕上げる必要があります。
02へ続きます

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